人をダメにするクッションがダメになっていた件2
さて、この無用の長物、クッション君がめでたく処分できることとなったので、夜も更けてはおりましたが早速作業に取り掛かりました。と言っても簡単なこと
『クッションを布と中身に分ける』これだけ。
このクッションは『カバー』と『本体』に分かれています。
『カバー』は問題なく布製品として処分できますが、『本体』の中にあるビーズは大変細かな発泡スチロール。我が地域では発泡スチロールは『可燃物ごみ』なので布と一緒に処分することはできません。本体には2重ファスナー付きの小さな口が付いており、そこからビーズを出し入れできる仕組みになっていました。しかしその口がとても小さい。そこからビーズ全て出し切るにはとっても時間がかかりそう。
せっかちな私は、ちんまりとそこから少しずつビーズを取り出すなんて想像できなかった。いや、待てなかった。
よって私は本体にハサミを入れて大きな穴を作ることにしました。
今思えば、これが大きな過ち。口がなぜ小さいのか、2重のファスナーがついているのか、その意味をきちんと考えるべきでした 涙
『本体に大きく開けた穴から、ビーズをゴミ袋に直接移しかえよう』と勢いよくハサミを入れ、その穴をゴミ袋に傾けた(と、思った)瞬間。
そこはあたり一面真っ白な雪景色に。(部屋の中だけど)
細いため想像以上に身軽だったビーズさんたちが、ゴミ袋に入る前に床の上にものすごい勢いで滑り落ち出したのです。その勢いはもはやとどまることを知らず。
その有様を見て、私が一番初めに思ったこと
『スノー、パウダースノー』
『私、ウィンタースポーツ全然やらんけど、雪山の雪ってきっとこんな感じかな』
(必死のポジティブ)
慌てて本体を持ち替えて切り口を探すも、もはや時遅し。動かせば動かすほどビーズはこぼれ落ちる一方。もうこうなると、無駄な抵抗をしたところで仕方ない。ここはおとなしくビーズさんたちに気の済むまで散らばってもらおう。落ち着くまで待つことに。
ここからが大変でした。私の身体やものが動くたびに遠慮なくそこらじゅうに散らばるビーズ。しかもそれらは静電気を帯びているもんだからうまく集まらず、厄介極まりありません。『かき集められた!』と思ってもどこからかまたビーズが出没 泣
ただ、一つ言えることは
『ムスコが起きてる時じゃなくて本当によかった』
ああ、想像しただけでぶるぶる。
外野から(呆れ顔の)夫の力を借り、掃除機の力を借り、なんとか片付けることができました。
45リットルのゴミ袋二つ分のビーズ。これも専用ゴミ袋にまた入れ替えないと。
『ああ、こんなことになるなら、ファスナー口から少しずつ出せばよかった 涙』
あの口の小ささには理由があったんだな。
皆さんも、処分される際はお気をつけください。(っと言っても、こんなことするのはお前だけやと夫に言われましたが)
しかしビーズクッションを処分できたことには満足。
見た目も部屋がスッキリしたし、移動させるものが1つなくなったので、掃除も少し楽になりました。夜中から惨事に見舞われましたが、この快適さを手に入れられたのだからまあ、よしとしようかな。