冬の季節にピッタリ。免疫力も高まる『ベジブロス』を作ってみることにした
先日、珍しく時間があったので、大量の野菜を調理することにしました。
と言っても、玉ねぎやら人参やらをとにかくとにかく微塵切りにして、(もちろんフードプロセッサー様のお力で)炒めて冷凍保存しておこう。。。そう思っただけですが。
でもこれを作っておくとカレーやら、ミートソースやら、ハンバーグのタネやらと、なかなか使い勝手の良いものなのです。
したらば、たくさん出ました野菜のくず。玉ねぎや人参のヘタやらセロリの使わない葉の部分などなど、ボウル一杯分。
この時には、これまた珍しく心にも余裕があったので、前から気になっていたベジブロスを作ってみることにしました。
- 野菜くずから作れる栄養満点のベジブロス
ベジブロスとは、野菜の皮や、ヘタなどの野菜くずを煮出してできた『野菜の出汁』のこと。普段料理で使う水の代わりに、ベジブロスを使うことで
- 料理に風味が出る
- 野菜に含まれる『ファイトケミカル』を効率良く摂取できる
『ファイトケミカル』とは、植物に含まれている天然の化学物質で、摂取することで
- 強い抗酸化作用
- 免疫力増強効果
などが期待されます。これからの季節にぴったりですね。
しかもこの『ファイトケミカル』は、野菜の皮や、種、芯などのくずの中に多く含まれており、野菜を煮出すことによって含有率が増えることが解明されました。
こんな話を知ってしまったあかつきにはもう、作るっきゃないベジブロス。
私がベジブロスの存在を初めて知ったのは、このお方の本です。
築地の八百屋さんのお話。季節の野菜を丁寧に紹介されている良本です。
作り方は
- 野菜のヘタや、皮、芯など → 300g程度
- 水 → 1リットル
- お酒 → 小さじ1
大体こんな感じです。
この材料を鍋に入れて弱火で20〜30分煮込んで、漉したら出来上がり。
なのですが、私は時短も兼ねて圧力鍋で挑戦。
材料を鍋に入れて、沸騰してから約5分後に日を止めて後は放置。
漉した後に現れた黄金色のスープ。味見してみると想像した以上に薄味。(そりゃそうですよね)この時はセロリを強く感じました。入れる野菜によってももちろん味は変わっていきます。
冷蔵で3日、冷凍だと約2ヶ月ほど保存可能のようです。製氷皿などに入れて冷凍するのも良いかもしれません。
今回はカレーを作るつもりだったので、そのまま水の代わりに早速こちらのベジブロスを投入することにしました。
我が家の子供達は今、ご飯を食べてくれない時期に突入。あれこれ工夫はするものの、イマイチ成果が見られず、悩む毎日。涙
しかしベジブロスを使ったカレーはもりもり食べてくれました。驚き。
オットも『今日のは美味しいな』という始末。
単体ではそれほど味を感じませんが、料理の下地として使用するとコクが出るのかもしれません。
加えることで、料理もおいしくなり、栄養価も高くなるなんて一石二鳥。
しかも、生のままだとどうしても嵩高い野菜くずも、ベジブロスを作った後は量が減りゴミの量も削減できます。家のものを減らすことから始まり、最近は自分達が出すゴミのことまで考えるようになってきた私にとって、これが地味に嬉しかった。
今まで当たり前にゴミとして処分してきたもの。これを有効に利用できる素敵なベジブロス。これからの季節は煮込み料理が増えるので色んな野菜で試したいと思います。
家族の健康のため頑張るぞ!
皆様も、ぐんと寒くなってまいりましたので、お身体ご自愛ください。
いつもお読みいただきありがとうございます。