帰ってきた水切りラック(邪魔者扱いしてごめんやで)
ミニマリストになるために、必ず通るであろうこの『キッチンの水切りラック問題』
『その都度拭けば必要ない』
『ない方が、キッチンが広々して快適』
『掃除が面倒なので要らない』
等々、なるほどなと思わされる意見が多々ありますよね。
ご多分にもれず、私も彼の存在に頭を悩ませておりました。
まず、我が家のキッチンは狭い。料理をしていると、その工程で『ちょっと物を置く』ことがしたくなりますが、でーんと鎮座している水切りラックのお陰で、そのスペースがなかなか確保できない。また、こまめに洗わないと不衛生になるし、結構面倒なもの。。。
ああ、なんだか邪魔に思えてきた。ああ、スッキリしたい!視界から消し去りたーい!!
と、いうことで、断捨離の候補にピックアップ。しかしこれは独身時代からの夫の所有物だったので、一応(形だけ)本人に確認。
私:『あのな、水切りラックを処分したいねん』
夫:『ええっ!?またモノを捨てるの!?(うんざり)』
私:『だって、食器洗うの私やし、私のやりやすいようにさせて欲しい!』
夫:『。。。もう、好きにしたら(うんざり うんざり)』
というわけで、今回も主導権は私。くぷぷ。
ただ、本当にラックを処分しても困らないか少々不安なところもあり、試用期間を設けることにしました。ラックを一旦撤去して、水切りマットを使用するつもりだったのでタオルを敷いてしばらく過ごすことに。
初めて水切りラックを撤去した時の爽快感たるや!
『おお!目の前が広々!素敵やん!なんか、ミニマリストに一歩近づいた感じやん!』
『そうそう、ここにね、洗った食器を置くの。で、こまめに拭くわけよ。スッキリを保ちたくて、こまめに拭く精神とかまで培われたりするわけよ(ウットリ)』
と、最初は新鮮さに、その作業一つ一つにウットリ出来ていたのですが。
しばらくすると、はたと気づく。
。。。なんか、水の切れがイマイチ良くないなぁ
当たり前、カトラリーや皿などを立てて置けないから、ラックより水切れは悪い。
しかも相当濡れたままの食器を拭くもんだから、すぐにフキンも湿ってしまう。
他にもいろいろ不便な点がチラホラ
- 食器に下に敷くタオルを洗うタイミングがイマイチわからないし、タオルを置いた台が常に濡れている状態になる。
- 水切りマットもいろいろ調べてみたけれど、マットは数日使うのか都度洗うのか。果たしてこまめに洗濯できる素材なのか。
- 洗った食器を置く台は、カウンターになっていて、積み上げすぎると食器が反対側の床に落ちてしまう。
- そもそも、ラックを撤去した後も、その部分はほぼ洗った食器に占領されているので、『料理の時のちょっとした物置きスペース』として利用できない。
ううーん、少しくらいの不便ならともかく、ラックがない方のデメリットがかなりメリットを超えているじゃないか。この不便さを乗り越えてみなさんミニマリストになっているの!?そ、それならよし私も我慢しよう、してみせよう!
なーんて、ちょっと頑張ってたんですけど。。。
1ヶ月ほどたったある日
私:『あんなぁ(もぞもぞ)水切りラック、やっぱり戻すことにするわ』
夫:『ええっ!?めずらしいこと言うてるやん』
私:『うん、、、不便やってん(無念やけど)』
と、いうわけでこの度ラックさんはカムバックを果たされました。
かなり、年季の入った水切りラックさんが戻ってまいりました
ああ、なんて快適なのでしょう。皿もお箸も立てられる!水はけ良好。そしてこんなに、こんなにも食器が積めるのね。積んでも床に落ちずにホールドしてくれるのね、あなたは。
これだけいい仕事をしてくれていた水切りラックに無慈悲にも『必要なし』の烙印を押していたなんてバカヤロー!!
なので、私は声を大にして言いたい、
ミニマリストになれなくても、あたいは水切りラックが必要よ〜!!
しかし数日前に気づいてしまったのです。カムバックしてきたラックちゃんの塗装が一部剥げてきていることに 泣。
ほっておくとここからサビが出てくるに違いない。やっぱり処分するしかないのかも。さて、新しいラックを買うか、もう少し調べて水切りマットにしてみるか。
まだ答えが見当たらない。うーん。泣