我が家にマイセンがやって来た! ヤァヤァヤァ
断捨離でイロイロなものを処分して、手元に残った精鋭たち。それらをもっと好きに、今より大切にするために、愛でて褒めて良さを再確認しようと思うこのコーナー。ええ、完全なる『自己満足』の世界です。すみません。よかったらお付き合いください。さて本日はこちら
マイセンのタンブラー
言わずと知れたドイツの高級食器ブランドのマイセン。もちろん私も名前だけは知っていましたが、お高いイメージしかなかったし、自分で買ったり使ったりするなんて、これっぽっちも思ったことはありません。なのでこちらは器が趣味の義母からいただいたプレゼント。突然に我が家にやってきました。
もらった時には正直『ありがたいけど、こんな高級タンブラーなんてもらっても使うときがないよ〜。困ったなぁ。』という感想でした。ごめんなさい。アフタヌーンティーを優雅にいただくような趣味も時間も持ち合わせてないし、私、コーヒーが飲めない体質。なので何を淹れて飲んでいいか分からない。。。悲しいかな『宝の持ち腐れ状態』
でもせっかくいただいたもの。使わないのも申し訳ない。
というわけで、日常、ほうじ茶をいれて飲むことにしました。
『マイセンさん、なんかごめんやで。まさかほうじ茶が注がれるなんて思ってもみなかったよね。』我が家に来たのが運の尽き、諦めて〜!てな具合にお茶入れて一口。
しかし一度口をつけてみてびっくり。このタンブラーの素晴らしいこと!
美しさと機能を完全に兼ね備えたモノ
私がいただいたのは『波の戯れシリーズ』のタンブラーです。絵などが一切入っておらず、表面に波のようなレリーフが施されているものの、白一色のいたってシンプルなデザイン。どこか『花の蕾を』彷彿されるフォルムは、手で持った時にすっぽりと収まり、驚くほど馴染みがいい。
『高級なものは特別なもので、華奢だったり、細かな装飾が施されたりして使いにくいのではないか?』なんて思っていましたが、我が家にあるどの茶器よりも持ち易い。そしてその口当たりの滑らかさと言ったら!
どこに口をつけても当たりが良くて、『唇と一体化してるんじゃない?』と思うほどにまろやかな感触。違和感がまったくなく飲み物を口の中に注ぎ込んでくれる。一連のその流れに、ただほうじ茶を口にするだけでも毎回ハッとさせられて、つかの間優雅な瞬間にしてくれる。
『なんや、この飲み心地。全然いつものコップと違うやん。。。』
さながらアフタヌーンティ(どんなのかよくわかってないけど)もう、完全に虜です。
縁の広がり方が、『花の蕾』のように広がっていて、口当たりを滑らかにしてくれています
『割れたらどうしよう』と恐る恐る使っていましたが、実際は形もシンプルで装飾も一切ないので洗いやすいし、丈夫だと思います。事実、何度か机の上で倒れたけどビクともしそうにありませんでした。
賑やかな我が家のテーブルにはいささか場違いなこのタンブラーですが、置くとそこだけ凛とした空気が漂うし、友人が遊びに来てくれた時もこちらでお茶だしすれば、もてなした私が、なんだかちょっとだけ嬉しい気分に。
『なんてことはない。いいモノこそ、日常に使うべきなのだ』
と思わせてくれるタンブラー。今日も我が家で活躍中です。
惜しみなく、じゃぶじゃぶと。
お読みいただきありがとうございます。