もったいないオバケが出ないように 『宝の持ち腐れ』をやめました
もったいないオバケって、ご存知ですか?
その昔、私が幼少期の頃流れていたCMです。
『まんが日本昔話』(これまた年代がわかる 涙)のごとく、食べ物を粗末にした子供達の前に夜現れる巨大化した野菜の形をしたお化けたち。
『もったいない、、、もったいない、、、』
と、お化けたちに囁かれ、懺悔する子供達。翌日から子供達はご飯を残さず食べるようになる、、、というお話。
当時小さかった私は、市原悦子さんと常田冨士男さんのお化けさながらの声と、アニメに衝撃を受けました。とても怖かった。うん、思うツボ。
『食べ物を粗末にしない』ことがテーマではありましたが、そこから派生して『物を粗末にしない』全般に言えるということで、その頃はよく母親に言われました。
『そんな無駄なことしたら、もったいないお化けが出るんやで』
少なからず効果はあったと思います。当時の家庭ではよく言われたんじゃないかな。
(時代が違う方すみません、一度ググってみてください)
『物を粗末にすること』をよく『もったいない』と言いますが、『もったいない』の使い方って、もう一つありますよね。
『えー、そんなことにこの(高級な)モノを使うの?もったいないやん』
そう、とっておきのものを何でもない日常で使うとき、このフレーズが出てきます。
『めっちゃ美味しいこのお出汁を、普段の味噌汁に使うの?』
『華奢な作りの可愛いサンダル、街中行くだけに使う?潰れたらどうするの?』
『エルメスのスカーフを頭に巻いて遊びに行くってどうよ?汚れるで』
。。。最後のはよくやっていました 汗。逆にスカーフの巻き方を知らなかった。
まあそんな具合に、『いいものは、ここぞって時にとっておかないともったいない』
そう言われて、ちょっと奮発して買ったモノたちを使うことにためらいがありました。
でも、それってどうなんでしょう。そんなに『ハレ』の日ってしょっちゅうあるのかな。私はない。じゃあ、その『しょっちゅうないハレの日』のために、素敵なモノたちを眠らせておくのはいいことなのかなぁ。
タンスの肥やし、食器棚の肥やし、、、スペースだってそこそこ占領されている。
高いから、汚れるから、割れるから、なんて怖がって使わないなんてもったいない。
『それこそ、もったいないお化けが出てきそう』
よし、決めた!『宝の持ち腐れ』をやめよう!じゃぶじゃぶ使うわよ!
北欧に憧れて、買ったアラビアとイッタラの食器たち
使うのがもったいなくて、普段は100均なんかで買った食器などを使っていました。
結果、全然使わず食器棚の奥に眠ることに。涙 この度、一軍に昇格。
お気に入りのモノを日常使うと、好きなものを毎日眺めることができるので、なんだか気持ちが豊かになりますし、良いものは手触りもよく、また大切にしようと思うので器の扱いも丁寧になりました。
あと、子供ができるということで、買ったビデオカメラと、ちょっといいミラーレスカメラ。これも結局あまり登場させていませんでした。
それどころじゃなかったり、『いつでも撮れるやん』と余裕ぶっていたり、いかんせん技術がなかったり。でもそれももったいないですよね。せっかく買ったのだからうまく撮れなくても、やっぱり使っていかないと。
『3歳までが親孝行。その時をしっかり残しておかないと』(後々のために)
というわけで、外出するときは常に持ち歩くことに
可愛いストラップも買ったんだった。これはますます使わないと
パシャパシャ取っていると、少しづつですが、可愛いムスコの姿が取れるようになりました。スマホよりも画像も抜群にキレイなので買う価値があったと思います。
そういえば、このパソコンもムスコの写真を取り込んだり、日中育児で家にいっぱなしの私のために夫が買ってくれたけれど、ブログを始めるまではほとんど使っていなかったな。腐らせるところでした 笑
もともと貧乏性なのもあって、使うのをためらっていたお気に入りのモノたち。
これからはどんどん使って、でも大切に、日常を豊かなものにしたいと思います。